アルミのお役立ち情報
Column
2024.8.28
ステンレス記号の意味とは?
ステンレス鋼は、JIS(Japanese Industrial Standard)規格の記号では『SUS+数字3桁』で表されることが多いです。この記号と数字にはそれぞれ意味があります。
今回はこのステンレス記号の意味について解説します。
SUSの意味
SUSとは、Steel Use Stainlessの頭文字を取ったものです。読み方は「サス」です。SUS316であれば「サス サンイチロク」、SUS301であれば「サス サンマルイチ」といったように読みます。
Steelとは鋼のことで、UseはSpecial Useの意味もあり特殊用途を指します。最後のStainlessは錆びない(錆びにくい)という意味があり、Steel Use Stainlessは錆びにくい特殊用途の鋼という意味になります。
種類番号の意味
SUSの後ろに付いている3桁の数字は種類番号です。この数字では合金成分や特性を意味しています。それぞれの数字の意味についてご紹介します。
3桁の一番左の数字の意味は、鋼種の大分類です。
2番目と3番目の数字には特定のルールは設けられていません。
以下に一番左の数字の意味を記載します。
種類番号に付いているアルファベットの意味
SUS以外に、種類番号にアルファベットがついていることがあります。
そのアルファベットの意味についてご紹介します。
数字の前後に付いている数字
数字の前に付いている場合と後ろに付いている場合がありますが、以下の意味があります。
数字の末尾に付いている数字
形状を明確に示す目的で、末尾にアルファベットが付くことがあります。それぞれのアルファベットの意味は以下の通りです。
監修者
- 取締役社長
中 保博
昭和軽金属はアルミの加工だけにとどまらないご相談を大切にしています。
設計通りに加工することは簡単です。
その背景にある、お客さまがアルミを加工したい目的はなにか、どのようなカタチで最終品として使われるのか、どうしたら便利に利用されるか。
アルミ加工+「X」を考えてお話することで、お客さまや消費者さまの「!」を生み出します。