お知らせ

お役立ち情報2月号より

2025.2.18

《UACJ、加工賃20%以上引き上げ》

 

UACJは、2024年4月出荷分からアルミ製品(板・押出・鋳鍛など)の加工賃を20%以上引き上げると発表しました。

物流費や労務費、副資材価格の上昇が続き、自助努力では吸収しきれないため、安定供給の維持を目的に価格改定を決定。

直需・店売りを問わず、国内全取引先に改定要請を行います。

2023年7月以来の大幅改定であり、押出製品については24年の10%値上げに続く動きです。

背景には、働き方改革関連法の影響による物流・労務コストの増加があり、

今後、アルミ圧延業界全体にも価格改定の動きが広がる可能性があります。

製造業においては、今後のコスト管理や価格転嫁の検討が重要となると思われます。

 

 

 

《カスケートサイクルと水平リサイクル》

 

『カスケードリサイクル』と『水平リサイクル』とは、

リサイクル後の品質の違いにより呼び方が異なっています。

 

【カスケードリサイクル】

  • 使用済みの製品を、元の製品とは異なる製品や品質の低い製品に再利用する手法
  • 例えば、ペットボトルから食品トレイや白衣にリサイクルする
  • リサイクル後の製品の品質は低下するが、製造時の費用は水平リサイクルに比べて安価

 

【水平リサイクル】

  • 使用済みの製品を、元の製品と同様の品質を保って再利用する手法
  • アルミ缶からアルミ缶にリサイクルする
  • 常に同じモノへとリサイクルし続けるため、エコと言える
  • リサイクルした原料は、新品の原料に比べて不純物が多く含まれることなどから品質が低下する

 

 

 

2022年アルミ缶では『カスケードリサイクル』を含めた全リサイクル率は93.9%でしたが、

うち水平リサイクル率は70.9%でした。

現在、UACJ等アルミ缶素材メーカーは、アルミ缶の100%水平リサイクルを目指しており、

達成すれば1缶あたりのCO2排出量は60%削減できるとされています。

 

 

《ISS『きぼう』アルミ A2219製》

 

 

 

国際宇宙ステーション(ISS)は地上400km上空にあり約108.5m×72.8m

とほぼサッカー場ほどの大きさの人類史上最大の有人実験施設です。

『きぼう』とはその一部である日本による実験棟で主構造部材はアルミ合金 A2219、表面はアルマイト加工がされています。

宇宙の過酷な環境でも長期間安定していて、軽量で、加工しやすく、値段も手頃なことからアルミニウム合金が選ばれています。

 

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